映画これ見たよ #5


「ドクター・ドリトル」
1998年公開、コメディ。
エディ・マーフィ主演。

何本かに一本は箸休め的にコメディを借りる、今回はかなり久しぶりに見ようとチョイス。
動物が喋る映画が好きなんだけど、子供向けが多いためクオリティが低いものが多い中、これは金字塔。
安定のエディ・マーフィ、スパイス的なブラックさが良いアクセントになって大人でも楽しめる。

妙に動物の口を動かすシーンを多用しないあたりが良い。
ネズミがエディに向かって「ペスト菌をケツからぶち込むぞ」と悪態つく所なんか好き。
虎が手術中に怖いとつぶやくシーンはたまらない。

早くジジと話せるようになりたいが、飯、遊ぶ、寝るしか言わなそう。
でも、俺もたぶんそんくらいしか言わない。

「宇宙兄弟」
2012年公開、小栗旬、岡田将生が主演。
モーニング連載同名作品、小山宙哉の漫画が原作。

幼い頃にUFOを見た難波兄弟は宇宙飛行士になることを約束する。
しかし、兄ムッタは自信の平凡さに気づき夢を諦め、コンセプトカーの設計士として働く。
一方、弟のヒビトは夢を叶え日本人初の月面歩行をすることに。
ヒビトのニュースが流れる中、ヒビトを批判した上司に頭突きをかましムッタは無職になる。
奇しくも同時期JAXAが宇宙飛行士募集をかけており、ムッタは再び夢を追うことに。

宇宙兄弟というより難波兄弟物語といった感じで、原作とは別物。
原作を読んでいたのですんなり見れたが、初見の人はどうだろうか。

ヒビトが月面で遭難するところまで描かれる。
原作ではNASA、JAXA、そしてムッタ達が全力で知恵と経験を振り絞り問題と対峙するのだが、
映画ではヒビトが力を振り絞り力技で解決するという、宇宙兄弟の良さをぶっちぎった演出になっている。
さらに言えば、人間関係の描き方が原作の魅力の一つなのだが、ムッタとヒビト以外はほぼスルーされている。
伊藤セリカ役に麻生久美子を選んだ点は超偉い(ミーハー)

原作が未完で、チャプターごとに内容が濃いだけに削られていることに不満はないが、削った分だけ主軸に力を注いで欲しい。
只々削っただけでダイジェスト的なストーリーの進め方をされるとなんで映画化したのかまったくもって不明である。

諸々不満はあるものの、救いは小栗旬の演技の上手さと、原作の雰囲気に近い緩いシーンは楽しめるとこか。

「ドーン・オブ・ザ・デッド」
2004年公開、1078年制作ジョージ・A・ロメロ監督「ゾンビ」のリメイク作品。
監督はザック・スナイダー。

ジョージ・A・ロメロ作品を制覇しようと思ったら、リメイクだったでござる。
「走るゾンビ」として有名な本作、走ります。

ここ数日ゾンビ映画を見続けて、あの独特な動きに慣れていたところに、この加速力。
大抵のゾンビ映画は、「いやいや、助かるでしょ!ゾンビとか余裕でしょ、遅いし!」と文句を垂れる余地があるのですが、
そんなこと思う暇もなく襲いかかる大量のゾンビ!ゾンビ!ゾンビ!ゾーンビ!

ゾンビとしてのアイデンティティを投げ打っているだけに、突き抜けた面白さがあります。

元作品も走るんですかね?

「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」
2008年公開ジョージ・A・ロメロ監督作品、もちろんゾンビ映画。

ピッツバーグ大学映画学科の学生であるジェイソンたちは、山奥で卒業制作の映画を撮影していた。
しかし、夜間撮影中にラジオから世界中でゾンビが人間を襲い始めたというニュースが流れる。
一行は撮影を中断し、マイクロバスで家へ向かうが、横転して炎上する車に遭遇。
そこで、黒こげの死体が歩く姿を目撃する。(wikiより)

ジョージ・A・ロメロ監督(顔文字に見えてきた)の作品一覧で「○○○・オブ・ザ・デッド」を見ると、

ドーン・オブ・ザ・デッド(1978年)-邦題は「ゾンビ」
デイ・オブ・ザ・デッド(1985年)-邦題は「死霊のえじき」
ランド・オブ・ザ・デッド(2005年)
ダイアリー・オブ・ザ・デッド(2007年)
サバイバル・オブ・ザ・デッド(2009年)

と、なっているので最新作から一つ手前ということになる。

前作ランド・オブ・ザ・デッドから一転、よりリアリティのある世界が舞台になっており、良い意味でアクション要素がグッと減っている。
さらに特徴として、ハンディカム的なモキュメンタリー作品になっている。
以前ブレアウィッチプロジェクトやRECなどに代表されるモキュメンタリーだが私はあまり好きではない。
理由としては、映像が単調で途中でブレなどが多く見るのに疲れるからだ。
その点、このダイアリー・オブ・ザ・デッドは設定を有効活用して、単調さを見事に回避している。

映画を撮影中に事態が始まるので、カメラが2台と編集機材もあり様々なカメラワークが行えるのだ。
モキュメンタリーとしては反則スレスレな気がするが、主観映像と言う点はしっかり押さえているので大丈夫だろう。

相変わらず微妙に社会問題を盛り込んでくるが、今回は薄めなので特に気にならない。
ベタなホラー映画への変な形での皮肉っぷりは良かった。
メインカメラを扱い報道使命に順ずる主人公と、緊急事態なのにそれを続ける主人公を非難する友人らの葛藤も上手く描かれている。

「カミングアウト・オブ・ザ・デッド」
2010年制作、ゾンビコメディ映画、ビデオスルー。

見るからにゾンビな人物が画面端に映り込みながら、日常タームを消化していき、映画はスタート。
カミングアウトと銘打っているだけに、主人公がゲイであることを母親に告げます。
ゲイネタを絡めながらあとは通常のゾンビ映画。

途中で寝たし、たぶんそこまで面白くなかったと思う。
コメディ部分は結構イケる。
出血量は上位に食い込む。

まさかのアマゾンに無い商品でござんした。

「ゾンビ・オブ・ザ・デッド」
2000年制作、カナダの学生による自主製作映画。
もちろんビデオスルーである。

OTDシリーズ(別にシリーズじゃないんだけど)を借りるに当たって、ジャケ裏のあらすじは一切見ておらず。
・A・かどうかを確認したくらいで、あとはポポイとカゴに放った次第でありまして。

冒頭から「ん?画質悪いな、これもモキュメンタリーか?」と思いつつ、しばらく見ても同じく画質は悪い、画面はぶれる。
「なんだぁ?」とケツを掻きながら、タイトルを検索してみると、自主制作の四文字。
ついにキタ!!とりあえず見てみようと思うも5度寝てしまう。

マヤ文明の遺跡から眠っていた宇宙生物が、人間に寄生しゾンビ化するっていう、なんか俺ゾンビの定義を調べる必要がある。
謎の宇宙生物はどう見てもアノマロカリスです、本当に(ry
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
なんだかんだ管巻きながら見ると楽しかった。
というか、私がゾンビ映画に求めるものを一番体現している気がしないでもない。

ちょっとググったら「吹き替えで見ると吉」と言うことなので後日もう一度見る。
誰か一緒に苦行しようよ!

「サバイバル・オブ・ザ・デッド」
2009年制作、ジョージ・A・ロメロ監督。
30分で面白くなかったのでやめました。
今度ちゃんと見ます。

「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」
1986年公開、フランク・オズ監督作品。
同名映画のミュージカルの映画化。

ダウンタウンで生まれ貧しい生活をしているシーモアは、嫌味な店長がいる冴えない花屋で働いている。
ある日、奇妙な植物を怪しげな中国人から買い、店に置いてみると、物珍しさから店は大繁盛する。
しかし、幸運を招き入れた植物は、生き血を喰らう宇宙植物だった。

主役がゴーストバスターズでお馴染みのリック・モラニスだったので、なんとなく馴染みやすく始まった。
ミュージカル部分も陽気な黒人姉さん三人組に、素直に愉快になれる。
各々キャラクターが個性豊かで、しかも役者も素晴らしいという良作。
中でも、先日ブログに書いてあるが、スティーブ・マーティンがとてもツボ。
ちなみにゴーストバスターズでピーター・ベンクマン博士役のビル・マーレイもマゾの患者役として出演している。

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